コバエの生態と被害

キッチンのゴミ箱にたかっていて気持ち悪かったり、リビングでくつろいでいたら視界に入ってきたり、食事中に周りを飛んでいたりして、イライラした事ありませんか?

ここでは、そんなコバエの生態や習性、被害の実情をお伝えします。

コバエの種類と特徴

コバエとは小さなハエの総称で、コバエと言うハエは存在しません。
また、コバエは成虫なのでここから更に大きくなることはありません。

コバエは一年中活動していますが、夏に良く発生します。この時期は気温・湿度が高いため、食べ物が腐りやすいためです。また、秋の初め頃(9〜10月)にも発生します。夏の暑さが下がるため、活動が活発になります。

ショウジョウバエ

体長・見た目:2〜3mm程度。黄赤色で、丸みを帯びており目が赤い。

発生場所・見かる場所:生ゴミ(特に腐った果実や発酵食品)で発生する。キッチンで見かける。

習性・臭いに集まる習性をもつ

ノミバエ

画像参照:埼玉県保健医療部衛生研究所

体長・見た目:2mm程度。黒褐色で、背中が丸まっており後ろ足が長い。ノミに似ている。

発生場所・見かける場所:キッチンやゴミ箱周辺、動物の排泄物で発生する。三角コーナー周りで見かける。キッチンや食卓で見かける事もある。

習性・光に集まる習性をもつ

キノコバエ

千葉県農林水産部農林総合研究センター

体長・見た目:2mm程度。灰黒色で、細長い体型をしている。

発生場所・見かける場所:観葉植物の腐葉土に混入した卵から成虫になり、室内に発生する。湿気の多い場所、観葉植物周りで見かける。

習性・光に集まる習性をもつ

コバエの被害

  • 食品への混入…食品に卵を生みつけたり、料理の中に入ったりします。特にノミバエは精肉などに潜り込んで産卵するので起こりやすいです。
  • 食品微生物汚染…コバエを媒介して、菌が食品や料理、調理器具に付着して起こります。
  • ハエ症…生きたコバエの幼虫が体内に侵入することで起こります。食中毒・腹痛・下痢を引き起こします。
  • 不快感…食べ物や照明周りを飛び回ることでの不快感、ストレスなど。

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