シバンムシ(タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシ)の生態と被害

生態

体長・見た目:

シバンムシ成虫

  • 卵:約0.5mm
  • 幼虫:約3.7mm
  • 蛹:約3mm
  • 成虫:約3mm程度 赤褐色

生態:雑食性であらゆる乾燥した植物系のものを好む。

ライフサイクル(30℃の場合):

  • 卵: 約1週間
  • 幼虫: 約25日
  • 蛹: 4~5日程度
  • 成虫: 14~30日程度

分布:全国に分布するが北海道は少ない傾向

発生場所:乾物類や畳など

シバンムシによる被害

食品への被害、異物混入

シバンムシは雑食性の昆虫で、乾燥した植物系のものを好みます。

    • 貯蔵穀類(米、麦など)
    • 粉類(小麦粉、ホットケーキの素等)
    • 菓子類(クッキー、ビスケットなど)
    • 香辛料(七味唐辛子など)
    • 乾麺
    • ペットフード
    • タバコ
    • 乾燥果実
    • 畳、壁紙等

しっかり密閉されたものは安全ですが、包材を食い破ったりや食品ケースの封が不十分な場合、侵入できる隙間がある場合は要注意です。
発生した場合は乾燥食材に被害がないか調べてみてください。

畳も要注意です。畳に穴をあけ畳の中に卵を産み付けることがあります。食品と違い畳は簡単に処分することができないため駆除が困難となるケースもあります。同時に人を指すアリガタバチが発生することがあるので早めに駆除しましょう。

また食品工場等で大量発生した場合、製品に混入する危険性が高まりますのでいち早い駆除が必要です。

アリガタバチの発生、人への刺咬

シバンムシが増えると幼虫に寄生するアリガタバチが発生し人を刺すことがあります。

食品の場合は被害がある物の除去、またシバンムシは畳を食害することもあり畳内の幼虫にアリガタバチが卵を産み付け繁殖することも多くその場合畳の薬剤処理が必要となります。

シバンムシ、アリガタバチの駆除には同時に駆除できる燻煙剤や畳の中に生息の場合は畳の熱処理が必要な場合もあります。

 

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