チョウバエの生態と被害

洗面所やお風呂場で見かけるコバエ。
チョウバエといい、放っておくと私たちの生活に被害をあたえます。
ここでは、そんなチョウバエの生態や習性、被害の実情をお伝えします。

チョウバエの種類と特徴

チョウバエは暖かい環境を好み4月~11月頃が多く発生する時期となります。
20〜30℃程度で活発に活動し冬場であっても、ビルや商業施設、住宅などでは暖房で暖かくなっているので、条件が整えば一年中通して発生します。
また、不衛生な環境を好み、腐敗した水分をエサとしています。

チョウバエの種類

日本に約60種類のチョウバエがいますが家庭や飲食店でよく発生するのがオオチョウバエホシチョウバエの2種類です。
大きいのが大人で小さいのが子どもということではなく別々の種類のチョウバエです。

オオチョウバエ

体長・見た目:4〜5mm程度、羽の先が丸くなっており、畳むとハート型に見える。

ホシチョウバエ

体長・見た目:⒈3〜2mm程度、羽の先が尖っており、屋根型に畳む。

チョウバエの一生

卵の期間:2日程度(1回で200〜300個の卵を産卵します。)

幼虫の期間:10〜15日

蛹の期間:2〜4日

成虫の寿命:4〜14日

チョウバエの被害

  • 食品への混入…食品に卵を生みつけたり、料理の中に入ったりします。
  • 食品微生物汚染…チョウバエを媒介して、菌が食品や料理、調理器具に付着して起こります。
  • 見た目の不快感…大発生すると壁一面に張り付き風呂場やキッチンで見かけると決して気持ちいいものではありません。
  • ハエ症…生きたチョウバエの幼虫が体内に侵入することで起こります。食中毒・腹痛・下痢を引き起こします。