※この記事には、実際のトコジラミ被害現場の写真が含まれます。虫が写った画像が苦手な方はご注意ください。
畳のヘリや柱の隅に、黒い点々が散らばっている。壁際に茶色くて平たい小さな虫がいる。夜になると体のあちこちに強いかゆみが出る——。
そんな状況に心当たりがあれば、それはトコジラミ(南京虫)の可能性があります。トコジラミは一度住みつくと爆発的に数を増やし、自力での駆除が非常に難しい害虫です。
この記事では、名古屋市内で実際に確認されたトコジラミの大量発生現場の写真をお見せしながら、被害のサインの見分け方、なぜ市販薬では収まりにくいのか、そしてプロがどう対応するのかを、ダスキン名古屋千成通ターミニックス店がご説明します。
トコジラミ(南京虫)とは?夜に人を刺す吸血性の害虫
トコジラミは「シラミ」という名前が付いていますが、シラミの仲間ではなくカメムシの仲間です。別名を南京虫(ナンキンムシ)、英語ではベッドバグ(Bed Bug)と呼ばれます。成虫の体長は5〜8mm程度で、平たく赤褐色をしており、吸血すると体がふくらんで色が濃くなります。
最大の特徴は、夜間に人の血を吸うことです。日中はベッドや畳、家具のすきま、柱や壁の隅など、暗く狭い場所にひそんでいて、人が眠っている間に出てきて吸血します。刺されると1週間以上続く激しいかゆみが出ることが多く、人によっては貧血やアレルギー反応を起こすこともあります。
トコジラミは病気を運ぶわけではありませんが、睡眠を妨げ、生活の質を大きく損なう害虫です。近年は海外からの人の往来にともなって国内でも被害が増えており、名古屋市内でもご相談が増えています。
こんなサインは要注意|黒い点(血糞)と抜け殻
トコジラミは夜行性で日中は隠れているため、虫そのものより先に「痕跡」で気づかれることが多い害虫です。中でも代表的なのが、血糞(けっぷん)と呼ばれる黒い点々です。

この黒い点は、トコジラミが吸血後に排泄したフンが乾いたもので、インクがにじんだような独特の見た目をしています。畳のヘリ、壁と床の境目、ベッドのマットレスの縫い目、柱の隅などに集中して見られます。写真のように広範囲に点在している場合は、すでに数が相当増えているサインです。
このほか、以下のような痕跡もトコジラミを疑う手がかりになります。
- 抜け殻(脱皮殻):トコジラミは成長の過程で5回脱皮します。半透明の茶色い殻が隅に落ちていることがあります
- 血のシミ:寝ている間に潰れたトコジラミの血で、シーツに赤茶色のシミがつくことがあります
- 甘いような独特のにおい:大量発生している場合、特有のにおいを感じることがあります
【実例】名古屋市内・和室で大量発生したトコジラミ被害
ここからは、名古屋市内で実際に確認された現場をご紹介します。ご相談は「和室で茶色い虫を見かけ、体もかゆい」という内容でした。調査に伺ったところ、想像を超える状態でした。

畳と柱、そして畳のヘリが交わる隅に、トコジラミが密集して営巣していました。茶色い成虫だけでなく、小さな幼虫、白っぽい卵、脱皮殻、そして周囲を黒く染める血糞まで、すべてが同じ場所に集中しています。トコジラミはこうした壁と床のわずかな隙間や、畳のヘリの内側を好み、いったん定着すると爆発的に数を増やします。
トコジラミのメスは一生のうちに200〜500個もの卵を産むといわれ、条件がよければ数ヶ月で世代交代を繰り返します。この現場のように隅一面に広がっている状態は、発生からある程度の時間が経過し、繁殖が何世代も進んでいることを意味します。
駆除作業で捕獲された個体の一部がこちらです。

これらは一つの隅から回収されたもののごく一部です。これだけの数が、日中は人目につかない隙間にひそみ、夜になると吸血のために出てくるわけです。ご依頼主も、ここまでの規模になっているとは気づいていませんでした。トコジラミの被害が「気づいたときには手遅れ」と言われるのは、この隠れる習性のためです。
市販の殺虫剤だけでは駆除が難しい理由
トコジラミは、ゴキブリなどと比べても自力での駆除が格段に難しい害虫です。理由は大きく3つあります。
1. 薬剤が効きにくい「抵抗性トコジラミ」の存在
近年、日本国内で問題になっているのが、従来のピレスロイド系殺虫剤が効きにくい「抵抗性(スーパー)トコジラミ」です。市販のスプレーをかけても死なない個体が増えており、中途半端な処理は生き残りを別の場所へ逃がしてしまう結果になりかねません。
2. 隙間の奥・卵には薬剤が届かない
トコジラミは畳のヘリの内側、柱の割れ目、壁紙の裏、家具の接合部など、スプレーが届かない奥深くにひそみます。さらに卵は薬剤への抵抗性が高く、成虫を駆除できても卵が残っていれば、数日〜10日ほどで孵化して再び増え始めます。
3. 生き残りが家中に拡散する
不完全な駆除で刺激を与えると、トコジラミは危険を察知して別の部屋へ移動します。1部屋の問題だったものが、処理をきっかけに家全体へ広がってしまうことも珍しくありません。
「刺され始めたばかり」「1〜2匹見かけた程度」という初期段階であればご自身での対処も選択肢ですが、黒い点が広範囲にある・複数箇所で虫を見る・刺され跡が続くという段階まで来ていれば、専門業者にご相談いただくことを強くおすすめします。
ダスキン名古屋千成通ターミニックス店のトコジラミ駆除
当店では、トコジラミの生態を踏まえた複数の方法を組み合わせて駆除にあたります。
STEP 1 目視調査・生息状況の確認
畳のヘリ、ベッド、家具のすきま、柱や壁の隅などを一つずつ点検し、生息場所と被害範囲を特定します。専用トラップを併用し、目に見えにくい潜伏箇所も確認します。
STEP 2 薬剤処理
生息状況に応じた薬剤を、ひそんでいる隙間の奥まで丁寧に処理します。抵抗性トコジラミも考慮した対応を行います。
STEP 3 高濃度二酸化炭素・冷却剤による処理
熱や薬剤を避けたい物品には、独自技術による処理で対応します。高濃度の二酸化炭素を用いた方法(特許 第6352000号)や、冷却剤による処理で、内部にひそむトコジラミや卵にもアプローチします。
STEP 4 再発確認・保証
トコジラミは卵の孵化があるため、一度の処理で終わらせず経過を確認することが重要です。当店では駆除作業日から30日間を保証期間とし、期間内に再発が確認された場合は無料で再施工を行います。
ダスキンには「満足の保証」があります。サービスにご満足いただけなかった場合は、ご満足いただけるまで対応いたします。
トコジラミを持ち込まない・増やさないために
トコジラミは、人や荷物にくっついて外から運び込まれることがほとんどです。日頃から次の点に気をつけてください。
旅行・出張から帰ったら
宿泊先でトコジラミがスーツケースや衣類に紛れ込むケースがあります。帰宅後はすぐに衣類を高温で洗濯・乾燥させ、スーツケースは玄関で確認してから室内に入れると安心です。
中古家具・リサイクル品に注意
中古のベッドやソファ、木製家具にトコジラミや卵が付着していることがあります。室内に入れる前に、縫い目や接合部をよく確認してください。
早期発見を心がける
ベッドまわりや畳のヘリに黒い点がないか、定期的にチェックしてください。トコジラミは早期であればあるほど、駆除にかかる手間も費用も抑えられます。
よくあるご質問
刺されたかゆみは、蚊やダニと見分けられますか?
自分で薬剤を撒いても大丈夫ですか?
一度の作業で完全に駆除できますか?
賃貸住宅ですが、駆除は誰が依頼すべきですか?
費用はどのくらいかかりますか?
黒い点と夜のかゆみ、そのままにしていませんか
トコジラミは、放置すればするほど数が増え、駆除の手間も費用もふくらんでいく害虫です。今回の事例のように、気づいたときには隅一面に広がっていることも珍しくありません。
畳やベッドまわりに黒い点がある。夜になると刺される。茶色い平たい虫を見かけた。そんなサインに気づかれたら、早めにご相談ください。名古屋市を中心に、創業50年の経験と専門技術でトコジラミの根絶をお手伝いします。
お問い合わせの際は、「ブログを見た」とお伝えいただくとスムーズです。
無料調査・お見積りのお申込みはこちら
メールでのお問い合わせは、下記フォームよりお気軽にどうぞ。

