お家で簡単チェック！シロアリの被害が多い場所

シロアリの被害は羽アリが出てきて初めて気付くという方がとても多いです。

シロアリはクロアリのように外で歩いていたりすることはなく地下で生活していますのでそれも当然です。

被害は早く気付くに越したことはありません。

ですので、今回は大切なお家のどこをチェックしたらいいのかをお伝えします。

もちろん床下に入ってみることが一番ですが、まずはチェックしていただきたいポイントがありますのでご紹介します。

シロアリの被害が多い場所

お家の場所ごとにご説明します。
基本的に湿気の多い場所が要注意です。

風呂場（特にタイル張りの風呂場）

こんな時は要注意

• 敷居（触るとスカスカしている、水が浸みているなど、土がついている）
• 入口の化粧柱（同上）
• タイルの目地（ヒビ割れ、隙間ができている）

風呂場と言っても特に注意が必要なのは在来のタイル張りの風呂場です。

風呂場は一年中使用し暖かく湿度も高い状態にあります。そのため格好のシロアリ生息ポイントとなってしまいます。

長年生活しているとタイルの目地にヒビや隙間ができてしまいます。

それをそのまま放置するとお風呂を使うたびに水が隙間を伝って流れていき風呂場の土台が水を吸ってしまうことになります。

木材への過度な水分はシロアリの食べやすい状態にしてしまったり、腐る原因にもなってしまいます。

タイル部分に隙間があるようでしたらすぐにコーキングで塞ぎましょう！！

ホームセンターなどで売っています。

また、ユニットバスの場合はタイル張りのお風呂に比べると被害は少ないです。

しかし、水を使う場所ですし、温度差による結露もありますので注意は必要です。

玄関

こんな時は要注意

• 玄関化粧柱（触るとスカスカしている、下部に隙間ができてきた、土がついている）
• 上がり框（同上）
• タイル(隅が常に湿っている）

玄関は水を使わないのになんで？と思われるかもしれませんが

風呂場と構造が近いことが原因で玄関も非常に被害が多い場所になります。

玄関のドア両側の化粧柱、また上がり框など土に近い場所に木材があるの湿気を吸いやすくシロアリも到達しやすいというのが原因です。

タイルのお掃除の際、水を流したりしてしまうと木材が水を吸ってしまうのでよくありません。

また、玄関の上がったフロアは床下に入るとわかりますがコの字型になっていることが多く床下の湿気がこもりやすかったり、玄関を作る際の土留め板も土に面していて非常に被害が多いです。よってそこから伝って上がり框も被害が多くなる場所となります。

お庭・外回り

こんな時は要注意

• お庭の木の杭（ボロボロ、スカスカになっている）
• 木製のデッキ、濡縁（同上）
• 廃材（同上）

お庭や外回りでもシロアリ被害の危険度を確認することができます。

植木を支える木の杭、よく見ると腐ってしまったのかな？と思うぐらいにボロボロになったものを見かけたりします。

その場合シロアリによってボロボロの状態になったものがかなり多いです。

シロアリか？腐ったのか？の見極めはというと。

• 木の年輪を残してボロボロになっている、土がついている場合はシロアリです。
• 年輪もすべて関係なくボロボロになっている場合は腐れです。

 

この点だけ分かっていればどちらかの判別がつくと思います。

またウッドデッキ、濡縁もコンクリートではなく直接土の上に設置されていたりするとシロアリの被害の確立は高まります。

廃材等もお庭に長年放置されると格好の餌となってしまうので必要なければ処分しましょう。

必要な場合も土に直接触れない場所での保管が重要です。

それらボロボロになった杭、廃材を抜いたり裏返してみると大量のシロアリがいるなってことはよくあります。

トイレ（特にタイル張りのトイレ）

ひと昔前のタイル張りのトイレはお風呂場、玄関と似たような構造になっておりタイルの下がれきや土壌になっておりトイレの木材と土壌が非常に近い状態にあります。

よってシロアリの被害を受けやすい場所になります。

入口の化粧柱の下部や窓枠の隅などを注意してチェックしてみましょう。

また、床下から見るとトイレの形同様に基礎が入っており床下は湿気がこもりやすい状態になっていることが多い箇所なのでタイル張りではない場合でも注意が必要です。

まとめ

お伝えしてきた場所はすぐにチェックすることができますので気になる方は確認してみてください。

万が一これらの形跡がありましたら一度、床下の点検もおすすめします。

 

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