ゴキブリといえば、日本では「害虫」として嫌われる存在。しかし、世界を見渡すと、日本では考えられないようなゴキブリ事情が広がっています。国によってはペットとして飼われたり、食用になったりすることも!今回は、そんな「世界のゴキブリ事情」を紹介していきます。
1. 世界最大のゴキブリはどれくらい大きい?
日本でよく見かけるゴキブリといえば、クロゴキブリ(3〜4cm)やチャバネゴキブリ(1〜2cm)ですが、世界には驚くほど巨大なゴキブリが生息しています。
ギネス級の巨大ゴキブリ
- ヨロイモグラゴキブリ(オーストラリア)
全長:最大8cm以上
体重:30g(世界最重量)
地下に巣を作り、飛ばない
ペットとして人気!
- メガロブラスティア・ロンギペンニス(南米)
全長10cm以上にもなる
翅が長く、飛行能力が高い
夜行性で森林に生息
想像するだけで鳥肌が立ちそうですが、これらの巨大ゴキブリは人間に害を与えず、大人しい性格のものが多いそうです。
2. ゴキブリを食べる国がある!?
一部の国では、ゴキブリが食用として利用されています。特に 中国やタイ では、ゴキブリは「栄養価の高い食材」として注目されているのです。
食用ゴキブリの特徴
- 高タンパク・低脂肪で栄養豊富
- 養殖されているため衛生的
- 揚げたり、炒めたりして食べる
ゴキブリを食べる文化のある国
- 中国:薬用としてゴキブリを利用(粉末にして漢方薬として使用)
- タイ:屋台で揚げゴキブリが販売されている
- カンボジア:昆虫食の一環として食べられる
「未来の食糧危機を救う」とも言われる昆虫食ですが、ゴキブリが食卓に並ぶ日が来るかもしれません……?
3. ゴキブリをペットとして飼う国も!?
ゴキブリは嫌われ者のイメージが強いですが、一部の国では 「ペット」として飼われることも あります。特にアメリカやヨーロッパの昆虫愛好家の間では、観賞用のゴキブリが人気です。
ペットとして人気のゴキブリ
マダガスカルオオゴキブリ(Madagascar hissing cockroach)
体長:5〜8cm
飛ばない&素早く動かない
「シューッ」と音を出すのが特徴
性格が大人しく、ペットに向いている
実際にペットショップでは 「ハンドリング可能」なゴキブリ として販売されていることもあります。日本では考えられませんが、昆虫好きの間では 「ゴキブリ=可愛い」 という感覚があるようです。
4. ゴキブリとの戦い!各国の対策事情
ゴキブリはどの国でも厄介な存在ですが、各国によってゴキブリ対策の方法が異なります。
日本:清潔さ重視の防衛戦
侵入経路をふさぐ(ドアや換気扇の隙間を塞ぐ)
生ゴミをこまめに捨てる
ゴキブリホイホイや殺虫剤の利用
アメリカ:プロの駆除業者が一般的
「エクスターミネーター(害虫駆除業者)」を呼ぶのが普通
ゴキブリ専用のスプレーが強力
毎月の害虫駆除が当たり前の家庭も
ドイツ:環境に優しいゴキブリ対策
強力な薬剤よりも、ナチュラルな忌避剤を使用
ハーブやエッセンシャルオイルを使う家庭も多い
インド:伝統的な方法で撃退
ターメリックやニンニクを家の周りに撒く
煙でゴキブリを追い出す伝統的な方法
国によって対策が違うのは面白いですね。
5. ゴキブリを神聖視する文化も!?
驚くことに、ゴキブリを 「神聖な存在」 として崇める文化もあります。
マヤ文明(中南米)
ゴキブリは「再生と繁栄」の象徴
遺跡の壁画にゴキブリらしき生き物が描かれている
アフリカの一部部族
ゴキブリを幸運の象徴として扱う
家にゴキブリが出ると「繁栄の兆し」と考える
私たちにとっては嫌われ者のゴキブリも、文化によっては 「縁起の良い生き物」 だったりするのですね。
まとめ:ゴキブリの世界は奥が深い!
ゴキブリと聞くと嫌なイメージが先行しがちですが、世界にはさまざまなゴキブリ事情があります。
- 世界最大のゴキブリは10cm以上!?
- 食用として利用される国もある
- ペットとして人気の種類も存在
- 各国で異なるゴキブリ対策
- 神聖な生き物とされることも!?
国によってゴキブリの扱いが大きく異なるのは面白いですね。あなたは、どの国のゴキブリ事情が一番驚きでしたか?